大塚国際美術館で美術鑑賞、疲れたらレストランでボンカレー。水分補給はポカリで決まり!

元気ハツラツオロナミンC!

『元気ハツラツオロナミンC!』このキャッチフレーズでおなじみなのは【大塚製薬】です。大塚製薬はオロナミンCの他にも、ポカリスエットでもスポーツドリンクの先駆けとしてよく知られています。そしてラーメンに必ずといってもぐらいラーメンに入っているのがナルト。あのグルグルっとなっている渦巻き模様のがナルトです。【大塚製薬】と【ナルト】の共通点な~んでしょう?!

それは、徳島県鳴門市が共通点です。【大塚製薬】は1921年(大正10年)に大塚武三郎が徳島県鳴門市で創立しました。そしてラーメンに必ず入っているナルトは鳴門巻きといって、徳島県にある鳴門海峡のうずしおにちなんで名付けられたと言われています。徳島県の玄関口でもある鳴門市は、鳴門海峡を隔てて淡路島と向い合せています。

大塚グループ関連の企業に工場、そして企業が持っている私立としては日本最大級の美術館【大塚国際美術館】も最近では大人気です。そして鳴門巻きの渦潮は、見ごたえのあるダイナミックな渦潮で日本百景にも選定されているほか、「日本の音風景100選」の中にも音の聞こえる環境で【鳴門の渦潮】は選ばれています。

鳴門は企業や工場があるだけではなく、観光地としても名高い町といえるでしょう。観光には宿がかかせませんが、マリオットグループのルネッサンスリゾートもナルトに全208室の南欧風のリゾートホテルがあります。

そして中学生以上ではないと宿泊できない大人の空間のホテルもあります。

【鳴門パークヒルズ ホテルリッジ】こちらのホテルのお部屋は全10室のみ。(和室タイプ4室と洋室タイプ6室)で、和室タイプのお部屋が60㎡洋室タイプが65㎡という空間が提供されています。一部屋ごとに玄関があるコテージ式の平屋造りの部屋です。そしてここのホテルのレストランも有名です。瀬戸内海が一望できる【レストランカルフォルニアテーブル】で提供されているカリフォルニアワインのブランド「RIDGE」の種類も豊富で、最近ではこのリッジワインの【リッジ・ガイザーヴィル】が、2013年6月に行われたバラク・オバマ大統領と習近平国家主席との首脳会談晩餐会(アメリカ・カルフォルニア州サニーランズ保養所)で、メインディッシュのポーターハウスステーキとともに、リッジが誇るガイザーヴィルの2008年ヴィンテージワインが出されました。

そんな鳴門パークヒルズレストランの【カリフォルニアテーブル】で披露宴をあげて、結婚式を大塚国際美術館の【スクロヴェーニ礼拝堂】であげる。ひと月にたった2組のウェディングということで、こちらも大人気です。せっかく徳島へ行くのなら、美味しいお料理もいただきたいし、行って良かった~!と一回では廻りきれないと大人気の大塚国際美術館。両方楽しめるなんて!! と近畿圏からの高アクセスもあり、鳴門は人気町です。ちなみに鳴門パークヒルズも大塚国際美術館も、大塚製薬関連です。

鳴門の渦潮

鳴門巻きそのままのぐるぐると渦を巻いている様子と、鳴門の渦潮は歌川広重の浮世絵にも渦潮の様子が描かれています。そんな鳴門の渦潮ですが、大塩の時には大きい渦の直系はなんと直径が30mにもなります。この渦の大きさは世界でも最大規模クラスの渦潮です。

そして最大の渦の速さは11kt (20km/h)です。この速さは日本国内で最も速い潮の流れでもあります。そんなダイナミックな鳴門の渦潮を観光船で見ることもできますし、大鳴門橋に遊歩道が設けられていてその名前も『渦の道』。この『渦の道』を歩けば、渦潮をガラス張り展望台床になっているので真上から観察することも出来ちゃいます!

ちないにこの『渦の道』には年間来場者数は約60万人も観光客が訪れています。海面からの高さは約45m。展望台からは床の一部がガラス張りになっているので渦潮を真上から観察することはもちろんですが、南東(太平洋)と北西(瀬戸内海)も見渡すことが出来ます。そしてこの遊歩道は、強風が橋の構造に悪影響を与えないようにするために外部との仕切りはほとんどが金属の網なんですね~ よって海風がそのまま施設内に入ってくるので、臨場感も味わうことができるんです。もちろんこの遊歩道には休憩所やトイレが設置されているので、ダイナミックな風景に「あーお腹が痛くなってしまった。」となってもご安心を。

渦巻き発生のメカニズム

鳴門海峡は、本州と四国の間にある瀬戸内海と太平洋とを結ぶ海峡の一つです。その幅は約1.3kmです。潮汐によって1日に2回、大量の海水が瀬戸内海に流れ込み、また同じ様に1日に2回瀬戸内海から流れ出します。瀬戸内海と太平洋の水位差は最高で1.5mにも及びます。海峡の幅が狭いということ、そして海底の複雑な地形も影響して、潮流は13~15km/hの速度で流れています。そして大潮の時には20km/hに達することもあります。この潮流の速度は日本で一番速い速度で、世界でみても「世界三大潮流」にも数えられることもあります。そしてこのこの早い潮流と、海峡両岸に近い穏やかな流れの境目で、渦が発生しています。

大塚国際美術館

大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年(平成10年)に開設された大塚国際美術館は、世界中の名画を原寸大で楽しめるということで、とても人気があります。有名な名画を楽しむには、どこか海外から名画を日本へ貸し出しされて日本での展覧会となります。もちろんその時には大混雑は必須で、名画に辿り着けても人ごみの中での鑑賞。それも立ち止まることも難しいぐらいの混雑する中での鑑賞になります。

ミケランジェロの『最後の審判』が見たい!と思ったら、バチカンまで行かなくてはいけません。この美術館では『最後の審判』も『ゲルニカ』も一日で原寸大で楽しむことが出来ます。ピカソの名画で教科書にも載っている『ゲルニカ』の原寸大がこの美術館では楽しむことができるので、「えっ?!こんなにゲルニカって大きかったの?!」という発見も。もちろん本物がもっている何をも圧倒するエネルギーはやはりスペインの国立ソフィア王妃芸術センターで是非観るべきですが、大塚国際美術館は原寸で観賞することで名画の良さを理解して、将来実物を現地で観賞してほしい。という願いが込められています。

陶板による名画

大塚国際美術館で展示されている作品は、陶器の板に原寸で焼きつけて複製されています。この技術は大塚グループの大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術で複製されています。そしてこの陶板複製は、光の影響で色彩が退行することもなく、また風や水そして火災からも強いということで、名画と一緒に記念撮影することも出来てしまいます。

元々この陶板技術は、屋外でのサインボード、壁画に使用する技術として開発されましたが、この技術をつかってたくさんの作品を複製して展示するという構想は、企業の文化事業としては非常にユニークな取り組みです。ありがちなのは、名画を収集して展示するという形態ですが、たくさんの名画を複製して原寸大で展示するという試みはとても珍しいものでもあります。

陶板という特製を生かして、屋外の庭園にモネの名作『睡蓮』も展示されていますが屋外に陶板画を取り囲むむように池が造られていてそこに睡蓮が咲いています。睡蓮の咲く時期には、モネの絵に描かれているのと同じ睡蓮を一緒に楽しむことができるのも陶板作品ならではの楽しみ方です。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』は2枚展示されています。なぜ2枚展示されているかというと、状態がよくない状態で加筆されて保存されていた修復前の物。そして1977年から科学的検査を元にした修復された現在の修復後の『最後の晩餐』の2枚展示されていることで、修復前と修復後の様子を見比べることができます。これも陶板技術があってはこそ出来る事です。

圧巻のシスティーナ礼拝堂は陶板によるレプリカと分かってはいても、そのスケールの大きさに圧倒される作品でもあります。ミケランジェロの『最後の審判』はオリジナルの展示環境全体も再現しているシスティーナ・ホールで展示されています。もちろん本物のシスティーナ礼拝堂はカメラの使用は出来ません。でもここなら撮影はOKです。そして本物のシスティーナ礼拝堂ではローマ法王を決めるコンクラーベが行なわれますが、大塚国際美術館のシスティーナ礼拝堂は毎年歌舞伎が行なわれていて歌舞伎とのコラボレーションを楽しむことが出来ます。いろいろな楽しみ方が出来るのが陶板だからこそできる試みです。

行って良かった美術館

旅行口コミサイトのトリップアドバイザーが発表した『行ってよかった美術館&博物館ランキング2011』では、この大塚国際美術館が1位に選ばれました。歌舞伎の他にも2009年に第58期王将戦第1局も羽生善治と深浦康市によって行われました。美術館での対局はこの対局が初となり、『最後の審判』をバックにしたタイトル戦としては初めて対局開始から終局までの公開対局になりました。

そして陶板でありながらの圧巻のシスティーナホールでは、横綱白鵬や後藤正純と水野真紀の結婚披露宴も行なわれています。月に2組限定の結婚式の場合には、スクロヴェーニ礼拝堂で挙式⇒システィーナホールでフラワーシャワー⇒鳴門パークヒルズ カリフォルニアテーブルで披露宴 の流れです。あぁ~このコースで挙式に参列したい。と思ってしまいます。挙式をする方も思い出深いものになるでしょうし、なんといっても列席参列するゲストにも印象深く記憶に残ること間違いない結婚式になるはずです。

美術館の展示

美術館の正面玄関は長い長い約40mのエスカレーターになっています。干渉ルートは地下3階から地上2階までで約4キロに渡っています。陶板複製画が原寸大ということもあって、全体を1日でかけ廻るということは難しくなっていて複数回この美術館に足を運んで美術館の全体像が分かる!というとても大きな美術館です。

それもそのはず。延べ床面積は29,412㎡という広さ。2007年に開館した国立新美術館が出来るまでは、日本最大の美術館でした。

たくさんの展示があるので、楽しみ方はいろいろありますが『テルマエ・ロマエ』とタイアップしている『テルマエ・ロマエ』ツアーも大人気です。このツアーの楽しみ方は、案内人が古代ローマ人の正装だった「トガ」や「ストラ」をまとっていて、古代ローマ時代の暮らしぶりや食事や娯楽そして宗教観などを『テルマエ・ロマエ』のエピソードを交えながら解説してくれるというツアーです。

主な陶板展示作品

  • B3F・・・ システィーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメールの部屋、聖マルタン聖堂壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナスの家、鳥占い師の墓、エルグレコの部屋、ポンペイの秘儀の間(地下3階には、ガイドロボットが絵画の説明をしてくれます。名前は「大塚アート」くん。B3フロアを自動運行で走行しながら絵画などの説明をしてくれるロボットです。)
  • B2F・・・ 屋外に環境展示されているモネの大睡蓮、バロック系統の展示(レンブラント「夜警」など)、ルネサンス系統展示(ダ・ヴィンチ「モナリザ」「最後の晩餐」・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など)
  • B1F・・・ 環境展示されているゴヤの家、バロック系統展示、近代系統展示(ゴッホ「ひまわり」・エドヴァルド・ムンク「叫び」など)
  • 1F ・・・ 現代系統展示(パブロ・ピカソ「ゲルニカ」など)
  • 2F ・・・ 現代系統展示